エイジングケア

ビタミン点滴

ビタミンB群やビタミンCなどが配合されたビタミン剤を点滴によって注射します。点滴の場合は30～60分程度の時間を要しますが、筋肉注射を打った場合よりも多くのビタミン類が摂取されるようになります。

ビタミンB群は、体内でエネルギーを作るのに必要不可欠な栄養素で、溜まっていった疲労物質を取り除いていく効能があると言われています。ビタミンCは、体力を回復させる効果があると同時に肌細胞の老化を防止するという利点もあります。そのため、美容効果や風邪予防に適しているほか、疲労回復、免疫力強化、肌荒れ予防、二日酔いにも効果が期待できると言われています。

ビタミン点滴による副作用ですが、点滴によって過剰にビタミンを摂取したという場合でも、余分なものは尿として排出されるだけですので、何らかの問題が出るということはありません。ただ点滴部位に腫れや痛みなどが現れることはありますが、その場合も多くは数日で治まるようになります。

プラセンタ

母体と赤ちゃんをつなぐ胎盤のことをプラセンタといいます。胎盤より抽出された有効成分を内服や注射、または皮膚に塗布していろいろな疾患の治療に使い、更年期障害や乳汁分泌不全、肝機能障害の治療に使われています。
プラセンタ注射は、ヒトの胎盤から抽出されるもので、医療機関でのみ受けられます。プラセンタは、ヒトプラセンタが最も効果が期待できると言われていますが、市販されているプラセンタサプリはヒト由来のものではなく、有効成分の吸収効率も良くありません。効果は、美白、保湿、細胞の増殖再生、コラーゲンの生成、血行促進、抗酸化作用、抗炎症作用、アミノ酸補給などがあり、疲れ、不眠、肩こり、腰痛、筋肉痛、関節痛、シミ、くすみ、肌荒れ、皮膚乾燥症、冷え性、しもやけ、更年期障害、自律神経失調症、月経困難症、生理不順、アレルギー疾患（アトピー、喘息、リウマチなど）、免疫強化作用（風邪をひきにくくなる）、育毛などに有効であると言われています。

安全性は出産される母親の血液検査を行い、ウイルス等で汚染されていないプラセンタを収集し、製品として安全性を確認してから出荷されていますが、厚生労働省より胎盤エキス（プラセンタ）を注射した方は献血を控えるようにとの通達があったため、献血に協力することはできません（輸血を受けることはできます）。

IPL

シミ・そばかす、くすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開き、ハリなどに対してIPL (Intense Pulsed Light)による治療を当院では行っています。

IPLは515nm-1200nmの幅広い波長の光で、皮膚の様々なターゲットに対し有効です。肌に優しい光を照射して、シミ、くすみ、赤ら顔、小じわ、毛穴の開きなどを改善する美肌治療です。しみや赤ら顔などの改善とともに、真皮層にも働きかけることでコラーゲンを増生し、肌のキメや質感を整えます。マイルドな治療で、複数回繰り返すことでより効果が実感できます。

シミ・そばかす、赤ら顔などの肌トラブルを改善する美容医療は、IPLやレーザーが一般的ですが、レーザー治療は、痛みが強く（場合によっては麻酔が必要）、Down Time（表皮の脱落を認め、施術後にガーゼや絆創膏を貼る必要）がありますが、IPLは、少し痛い（パチンと輪ゴムで弾いたような感覚の痛み）と感じる程度で、Down Timeもなく（施術後すくに洗顔・メイク可能）で、レーザーとは特性が違います。気軽にうけられる治療をご希望の方や、周囲に気づかれずに治療されたい方（治療後のガーゼや絆創膏の必要がなく、直後からメイクが可能です）、痛みの少ない治療をご希望の方はおすすめです。

IPL治療を受ける際は、カウンセリングを受け、ご自身の希望や症状に合った施術を受けることが大切です。

料金